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2008年5月

医師不足

何か、最近テレビでよく医師不足について報道されてます。

その理由のひとつとして、臨床で働いていると医療事故が起こった場合に患者・家族から訴えられるというのが、増えていると思います。

この前、僕の勤めている病院で実際にあったことですが、大腸内視鏡の検査をしていて腸に穴があいてしまったということがありました。

内視鏡的に腸の病変を粘膜切除した時に、1ミリ弱の穴があいてしまったんです。

これだけを聞くと大変な医療事故だと思われる方が多いかもしれません。

でも、実際の現場では検査を行う前に説明して同意書をもらいます。

手術にしても、検査にしても100%安全というのはないので、このような危険性があると説明した上で、同意していただくのです。

(危険性があるからと、病変をそのままにしとくと、将来癌となってどんどん大きくなるかもしれない等)

この時に、説明が不足していて事故が起こった場合に訴えられるのは仕方がないと思います。

ただ、時々説明して同意していただいたにもかかわらず、訴えるかたもいるようです。

それまで、医師との信頼関係もあり医師の患者・家族に対する関わりもなんら問題なくても、1つのことが起こると手のひらを返したように訴える。

その場合、同意書にサインもあるから裁判で負ける事はないと思いますが、医師達もこわくて、手術や検査が出来ないと思います。

僕が知っているだけでも、2人の医師が「休日返上でどんなけ一生懸命働いても、1つの手術で訴えられて人生がめちゃくちゃになるんはアホらしい。」といって、臨床ではない企業の研究の会社に転職されました。

患者さんの立場からいうと、絶対に成功してほしいし、医師の立場からいうと100%の成功はないし。。。

これから、ますます患者さんが医療従事者を訴える世の中になっていけば、医療従事者にとっては働きにくく、さらに人材が不足していくような気がします。

今、看護師はフィリピンから資格を取った人が日本の病院で働けるようになったみたいです。

これから、医師も外国から雇う時代がくるんでしょうか。

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